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2008/06/09

読み終わったよ/村上春樹の「東京奇譚集」と「国境の南、太陽の西」

いつもNYで日本の本を買う時は紀伊国屋書店で暫く物色してから買うんですが、今回は村上春樹の本が平積みになってるコーナーがあり、本のタイトルに引かれてこの二冊をチョイスしました。特に「国境の南、太陽の西」とか、めっさカッコいいタイトルだのう。

「東京奇譚集」は短編集なので、さらっと読めました。導入部分が秀逸で、いきなり村上春樹自身の体験談と、村上春樹が知り合いから聞いた話から始まり読者を自然に話の中に引き込んでいきます。特に僕が面白かったのは最後の「品川猿」かな。終盤からのいきなり猿が喋りだしたりする超展開に(そういや村上春樹の他の作品でも「かえるくん」とかいう喋るカエルが出てきたな)ちょっと面食らいますが、最後にそれまで殆ど触れられることの無かった主人公自身のつらい過去の秘密が明らかになり、主人公自身の再生の物語として話は終わります。

さて、「再生」と並び村上春樹のもう一つのテーマである「喪失」感満載なのがもう一つの「国境の南、太陽の西」。何かと「ノルウェーの森」ダブる所があるように思うんですが、ラストも「何か村上春樹ならこうなるんじゃないかなー」と予想できてしまうところはちょっと残念。結ばれることの無い幼なじみのヒロインに相変わらずジャズが話のキーポイントとして使われたりと、ちょっとパターンが決まりすぎていて窮屈な感じもしました。
まぁなんだかんだいって楽しんでるんですけどね。暫く他の作家の人の本読んだら、次の村上春樹の本は「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」でも行ってみっかな。

Hellyes_2

NYは最近になって連日35度オーバーの猛暑続きです。僕が住んでる姉のアパートには冷房ついてないのでかなり辛い…。さぁ、あとちょっとで一ラウンド目のインターンも終わりかぁ。

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