読み終わったよ/姜尚中の「悩む力」
以前夏休みで日本に帰ってるときにNHKで姜さんのやってた夏目漱石の講座を見ていたことがあり、姜さんの悩み多き青春時代を送っている所とか何となく勝手に親近感感じていたんですが、今回紀伊国屋でこの本が平積みになっていたので早速買って読んでみました。
以前TVでやってた講座と若干だぶる部分もありますが、仕事、お金、恋愛、老いと、ホントに政治学の教授なのか?と疑わしくなるくらい多岐にわたる分野について綴ったエッセーです。
いやー、いいっすね、やっぱり。凄くまっすぐな人なんだなぁというのが文面から伝わってきます。
「自我が肥大化しすぎて他者と折り合いがつかなくなる」とか「人とのつながりの中でしか『私』というものはありえない」とか、20歳前後で悶々としていた頃の自分に聞かせてやりたいような言葉が沢山ありました。
特に僕が面白いと思ったのが、仕事と愛についてのところ(繰り返しますが、姜さんは政治学者です(笑))。
社会の中での人間同士のつながりは、深い友情関係や恋人関係、家族関係などとは違った面があります。もちろん社会の中でのつながりも「相互承認」の関係には違いないのですが、この場合は。私は「アテンション(ねぎらいのまなざしを向けること)というような表現がいちばん近いのではないかと思います。ーーーですから、私は「人はなぜ働かなければならないのか」という問いの答えは、「他者からのアテンション」そして「他者へのアテンション」だと言いたいと思います。
「愛には形がない」ということです。形がないだけでなく、「愛のあり方は刻々と変わる」のです。ーーー結局、愛というのは、ある個人とある個人の間に展開される「絶えざるパフォーマンスの所産」の謂いなのであって、どちらかが何かのはたらきかけをし、相手がそれに応えようとする限り、そのときそのときで愛は成立しているのだし、その意欲がある限り、愛は続いているのです。ーーー愛とは、そのときどきの相互の問いかけに応えていこうとする意欲のことです。
愛=”問いかけに応える意欲”かぁ。うーん、こりゃ中々深いっス。
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さて、うってかわってこちらの写真。NYにいるならJazzを聞きにいかねば!と、うちの近くのジャズバー「SMOKE」に行ってみました。こじんまりしてていい雰囲気のバーでしたよん。
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